チャイルドマインダーの資格の意味とメリット、保育士との比較。チャイルドマインダージャパンの仕事の斡旋状況など。
チャイルドマインダーというのをご存知でしょうか。チャイルドマインダーとは、子どもの保育に関する民間資格の一つです。
子どもの保育というと、日本では保育士という資格が国家資格として存在し、保育園で働く際にはこの保育士の資格が必要になります。
それではチャイルドマインダーというのは、どういう資格なのでしょうか。チャイルドマインダーはイギリス発祥の子どもの保育に関する資格です。日本でもチャイルドマインダージャパンという団体において、資格の取得から、仕事の斡旋まで行われています。この資格は民間資格のため、取得するのにそれほど厳密な要件がありません。受講資格は20才以上の男女なら誰でもOKです。
保育士が主に保育園に勤めるための資格であるのに対し、チャイルドマインダーはどちらかというと自宅を利用した保育の開業を目指している人が多いみたいです。あと、チャイルドマインダージャパンが全国の企業と提携して、福利厚生の一環としてのベビーシッター業務や保育ママ業務といったものを斡旋してきて、それをチャイルドマインダーの資格保持者に紹介してくれるといった業務も行っているようです。
さて、そんなチャイルドマインダーですが、資格としての実効性にはやや疑問が残ります。そもそも、チャイルドマインダーの資格を取得しても保育園に勤められるわけではありません。また、自宅などで保育業務を行う場合には、自治体に届けを行い、条例などに基づいた設備を整える必要がある場合がほとんどですし、そもそも国の要件として保育士や看護士の資格を必要としていたりしますから、民間資格を取得したところで大きなメリットはありません。
また、チャイルドマインダージャパンが斡旋してくれる仕事にしても、地域による格差というのは大きいものがあります。現在、首都圏や全国の政令指定都市などの大都市圏では保育施設の不足により待機児童数も増えていますが、地方ではまだそれほどのこともなく、また過疎地域に行けば、そもそも子どもの人数自体が少ないので、保育に対する需要が供給に勝っているということがなくなります。
最近では、ジャニーズの嵐がひみつの嵐ちゃんというテレビ番組の企画で資格を取得したということが話題になっていましたね。しかし、まあ、そんな売れっ子アイドルでも1週間もかければ取得できる程度の資格試験です。
大学に何年も通ってやっと取得できる保育士の国家資格と比べることはできません。保育関係の仕事を将来する方が、勉強の第一歩としてチャイルドマインダーの資格を取るのはいいかもしれませんが、最終目標は国家資格の保育士を目指したほうが賢明かもしれません。